日経平均EPSに注目しよう

皆さんは日経平均EPSという指数をご存知ですか?

日経平均EPSとは日経平均を一つの株式と仮定した時の、日経平均の 1株利益になります

なぜ日経平均EPSに注目した方がいいかと言えば、市場全体が割高か 割安かを判断する時に役に立つからです。(日経平均が市場全体の動きを 正確に表している訳ではありませんが、それはまた別の機会に説明します)

大まかに言えば日経平均EPSが上昇すれば、日経平均も上昇する可能性 が高いし、日経平均EPSが下落すれば日経平均も下落する可能性が高く なります。

もし日経平均EPSが上昇しているのに、日経平均が下がれば押し目買いの チャンス、日経平均EPSが下落しているのに、日経平均が上昇していれば 戻ったら売りというスタンスが基本になります。

例えば昨年のチャイナショック時には日経平均EPSが上昇している中で、 日経平均は大きく下落していました。こういう局面の時は押し目買いが 有効になる場面が多くなります。

では現在の下落局面はどうでしょうか?

日経平均EPSの動きは 大きく下落しています.

日経平均EPSのチャートが出ているサイトがないので、分かりづらいと 思いますが、日経平均EPSを数字で示すと

10月1日   1259

11月2日   1242

12月1日   1274

 1月4日   1215

2月1日   1169

2月5日   1137

となっています。

日経平均EPS

12月以降は数字が下落しており、特に年明けから下落幅が大きく 拡大しています。また1月後半からは毎日数字が下落しています。

1月後半から2月の始めは決算発表のシーズンですが、これだけ 日経平均EPSが落ちているという事は、今回の決算が相当悪いという 事です。 今回の決算はここ数年の中では、一番悪いと言う印象がします。

 

もし日経平均EPSが上昇している中での下落なら、押し目買いが有効 なのですが、日経平均EPSがこれだけ下がっているのは、企業業績が 確実に悪くなっているということです。

このような局面では戻った場面は早めに利食い売りをする、という スタンスが有効だと思いますし、空売りも積極的に利用した方が いいと思います。

日経平均EPSは日経新聞にも出ていますし、サイトでも見る事が出来ます。 日経平均EPSは意外と利用できる指標なので是非皆さんも注目して下さい。

今一番のおススメメルマガ、志摩力男さんのFXメルマガです。

志摩力男さんはゴールドマンサックスなどの外資系証券会社で長年プロップトレーダーをやっていた敏腕トレーダーです。恐ろしいほど当たります。10日間無料で購読できるので是非購読してみて下さい。


志摩力男の実戦リアルトレード